降下ばいじん防止対策用機器
ダストル(システム)
ダストルは発電機、ボイラー、焼却炉等から発生する煤塵が煙道・煙突で大きく成長し、周囲に降下して被害を及ぼすススを防止する装置です。
現在、ほとんどのボイラーやエンジンは、ばいじん排出規制値以下の状態で運転されています。にもかかわらず、煙突からススが周辺に落ちて苦情がたえない、というケースが多くみられます。これは、ばいじん濃度が規制値以下であっても、排気ガス中のカーボンブラックが煙道あるいは煙突内に入ると、硫酸ミスト等を核にして大きなススに成長してしまうためで、このメカニズムを理解せずに、単に集塵率とか、ばいじん濃度だけに注目して集塵器を設置したのでは、全く無意味になる恐れがあります。
ダストル(システム)は、煙道・煙突で大きく成長したススを煙突頂部のダストル本体(軸流サイクロン)で補足し、地上の二次集じん器に回収するもので、降下ばいじん防止には最も合理的なシステムとして、ユーザーから信頼されています。
(下図はダストルシステムの概略図です。)
ダスレスター(軸流サイクロン)
ダストル、ダスレスターご照会の節は下記事項をお知らせください。
- 1.処理対象機関要目(メーカー名、種類、型式、出力、回転数、用途、運転状況、他)
- 2.設計排ガス仕様(排ガス量および温度)
- 3.燃料仕様(種類、イオウ成分、使用量、他)
- 4.付帯設備(廃熱ボイラおよびスートブローの有無、煙突の高さ・径・材質)
- 5.設計条件(許容圧損、設置状況、材質指定、塗装指定)
- 6.特別条件(出口音規制値、雨水排水方向、他)
●A型 (ダストルシステムに拡張可能)
●DW型 (簡易型)
●NC型 (簡易型、低圧損スリムタイプ)